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コラム

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2025.06.11

「Web広告は若者向け」は本当?40〜60代にも届く販促方法【地方BtoC企業の広報担当者向け】

「ウチのターゲットは中高年層だからWeb広告は難しい」…本当にそうでしょうか?

例えば地方の介護事業者やリフォーム工務店などでよく耳にするのがこの言葉。

しかし、実際には40代〜60代でもスマホを日常的に使い、Web広告に反応している層は確実に存在します。

むしろ、紙媒体の情報接触が減ってきた今、「スマホで検索→広告をクリック→比較・検討」という流れは中高齢層でもごく自然になりつつあると考えられます。

引用:令和5年通信利用動向調査の結果
▲全国のデータだが、40〜69歳層のインターネット利用状況は90%を超えており、令和4年から上昇。特に60〜69歳層は86.8%→90.2%に上昇した。

引用:令和5年通信利用動向調査の結果(https://www.joho-gakushu.or.jp/dx/pdf/data/data_010.pdf

この記事では40〜60代の中高年層にも届く販促方法をご紹介します。

中高年層に届かない広告には“理由”がある

もし現在すでに中高年層にWebを使った販促を行っているが「反応を得られていない」としたら、このような課題が考えられます。

  • 広告配信はしているが、媒体や配信設定が若年層向けのまま
  • クリエイティブ(画像・文言)が高齢層に響いていない
  • LP(ランディングページ)が文字小さめ・情報過多で見づらい

このような広告では「広告は見られているけど行動に至らない」状態になってしまいます。

中高年層への販促でおすすめの媒体

中高年層の利用率が高い媒体のほか、「設計次第で中高年層にもしっかり届く」媒体は以下の4つがおすすめです。

① LINE広告

  • スマホユーザーの高齢層比率が高く、日常的にアプリを開く習慣がある
  • 「友だち追加」や「クーポン」など、行動のハードルを下げる設計がしやすい
  • 業種例:介護施設の見学予約、地元スーパーのチラシ配信などと好相性
▲40歳〜65歳以上の割合が、全体の6割(59.8%)を占めている

引用:LINEのユーザーはどんな人?(https://lymcampus.jp/line-ads/courses/user/lessons/oada-1-2-2

▲60代以上のSNS利用率ではLINEが最も高く、60代では85%以上の男女が使用している

引用:シニアのSNS利用拡大 60代の9割、70代は7割、80代前半は約半数が利用(https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20250418.html

② YouTube広告

  • 料理・旅・健康系など、シニア層がよく視聴するジャンルへの配信が可能
  • 音声と映像で訴求でき、「読ませるより、見せる」が効く層に有効
  • 冒頭6秒で完結する「バンパー広告」は短時間で印象づけができ、スマホ視聴にも最適
▲:認知率はどの年代も90%以上。40〜60代の利用率は6〜7割(40代 71.4%、60代 59.3%)

引用:YouTube認知率96.5% 利用率約7割:投稿は10~20代で1割程度(https://www.moba-ken.jp/project/service/20230515.html

③ Google検索広告

  • 具体的な課題を抱えた人が“今まさに調べている”瞬間に表示されるため、商談化率が高い
  • 高齢層でも「〇〇市 介護施設」「屋根修理 郡山」など検索行動は活発
  • ただし検索キーワードは難解な言葉を避け、「直感的な言葉選び」が重要
     例)×「排泄ケア支援」 → ○「トイレの介助ができる施設」

④ Yahoo!広告(検索・ディスプレイ)

  • 50代以上の利用者比率がGoogleより高めと言われており、地方在住者との親和性も◎
  • Yahoo!トップページへの配信やニュース面バナーは情報感度の高い高齢層に届きやすい
  • 地域名や年齢層を意識したターゲティングが可能で、「信頼感」「地元密着」の訴求がハマる
▲40〜65歳以上のユーザーが66%を占めている

引用:Yahoo媒体資料(https://s.yimg.jp/images/listing/pdfs/yj_mediaguide.pdf

クリエイティブは「派手すぎない・感情に寄り添う」表現が鍵

中高年層に向けた広告制作においては、過度に目立つデザインや強い言葉よりも、「自分のことだ」と感じてもらえる親近感や安心感が重要です。

たとえば広告文の冒頭。
よく見かける「今だけ無料!」「先着〇名限定!」といった急かす表現は、高齢層にはかえって警戒感を与えてしまうことがあります。

それよりも、「こんなお悩み、ありませんか?」「最近、〇〇が不安になってきた方へ」といった共感ベースの語りかけが響きやすい傾向にあります。

さらに文字サイズや余白も、スマホ表示で文字が小さすぎたり、ぎゅうぎゅうに詰まったデザインだと読む前に離脱してしまいます。

16px以上の文字サイズを基本とし、ゆとりあるレイアウトを意識するだけでも反応率が改善されることがあります。

このように、高齢層向けのクリエイティブでは「目立たせる」よりも「不安にさせない・わかりやすい・自分のことと思ってもらえる」ことが重要です。

まとめ

Web広告は「若者向け」だけのものではありません。

介護や住宅、健康食品のように40代〜60代が主なターゲットとなるBtoC商材でも、設計次第で十分に成果を出すことが可能です。

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