2020.06.29
kintoneはヘッドレスCMSとして使えるか?

最近、ヘッドレスCMSが話題です。
ヘッドレスCMSとはなにか?次世代のCMSになるのか調べてみました。
ヘッドレスCMSとは頭・顔(見た目)がないCMSのことを言います。
ヘッドがないとはどういうことでしょうか?
ヘッドレスCMSはデータの管理と提供(Body・Backend)だけで、見た目は自由に作ってよいCMSです。
現在主流のWordpressやブログサービスなどは見た目を制御するテンプレートをCMS側で管理しています。
(Wordpress REST APIもありますが、それはまた別記事で)
ヘッドレスCMSのメリットとは?
日本発のヘッドレスCMSであるmicroCMSの記事によると以下のメリットがあるようです。
マルチデバイスに対応できる
コンテンツがWEBだけでなく、iOSアプリ、Androidアプリでも使えるってことですね。
サイトを部分的にCMS化できる
更新される箇所があまりなければ確かに大掛かりなCMSをサーバに入れる必要なさそうですね。
フロントエンドの自由度が高まる
ヘッドレスCMSが返答してくるのはjson形式なので
VueやReactとの相性がよいです。ビュー側でいろんなことができそうです。
スキーマが完全に自由
スキーマとはデータをどのように格納するかを定義するものです。
WordPressではカスタムフィールドを使うと一見構造的にデータベースに保存されているように見えますが、全てのフィールドがwp_postmetaにkeyとvalue形式で保存されています。これは別のシステムに移行する際に困難な作業になります。
kintoneはヘッドレスCMSとして使えるか?
さて、タイトルにあるkintoneはヘッドレスCMSとして使えるか?ですが
結論から先に言いますと「場合によって使える」です。
その理由は以下からです。
kintone REST APIのリクエスト数が1日10,000件まで
PV(リクエスト数)が1日10,000件あると警告メールが届くそうです。それ以上はサイボウズに相談すればどうにかなるみたいですが、アクセス数が多いホームページは現状避けた方がよさそうです。
リッチエディターフィールドに基本的に画像を入れられない。
裏技的に画像を入れられるようですが、写真が記事中に入るブログ記事やお知らせなどは難しいようです。
逆にkintoneはフィールドに厳格な制限が設けられているため、データの一貫性が保たれたページを作成する場合には適しているでしょう。
これらを踏まえ、kintoneによるヘッドレスCMSはどのようなニーズに適しているでしょう?
それは「限られた人にExcellやデータベースなどですでに作成したデータをWEBで提供しつつkintoneで簡単に更新したい」かと思います。
ログイン認証機能を付けることにより限られたリクエスト数の中で運用できるかと思います。
kintoneによるヘッドレスCMSにはCMSの構築が不要、セキュリティー対策などシステム開発の大幅なコストダウンが図れます。
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