コラム
採用強化の手段は求人サイトだけじゃない?おすすめ施策3つを紹介!
採用を強化したいと考えた時に、真っ先に思い浮かぶ対策としては「求人サイト」や「求人検索エンジン」に求人を掲載することかと思います。
もちろん求人サイトを利用することは、会社をより多くの方に知ってもらい応募を集めるためには、ほぼ必須と言っても過言ではないかと思います。
ただし「求人サイトに掲載しただけ」では、残念ながらその効果を最大化できてはいません。
なぜなら転職活動をするユーザーは「求人ページだけで応募を判断する」ことはほとんど無いからです。
約7〜9割の転職希望者が、企業HP・採用サイト・口コミサイトなどから情報を収集して、総合的に判断しているというデータもあります。
出典:7割の求職者が、転職活動で「採用サイトを確認する」と回答(エン・ジャパン)
これはユーザー心理を考えると納得いくのではないでしょうか。
厚生労働省によると、20〜40代の平均転職回数は2〜4回程度と言われています。
転職には時間も労力もかかるため、できる限り失敗は避けたいですし、そのためには情報収集もしっかり行いたいというのが本音でしょう。
派遣の求人を検索されている方も、応募前から顔合わせ前の段階で、約5〜6割が企業HPを閲覧して下調べをしているというデータもあり、雇用形態に関わらず重要なポイントであることか分かります。
出典:ディップ総合研究所「派遣社員はここを見ている!仕事探しでゆずれないポイントまとめ~派遣社員4,000人アンケート調査~」(2020.09.04)
つまり求人サイトに求人を掲載するだけでは不十分で、求人サイトの外部の情報もしっかりと整理していくことで、求職者の方が必要な情報を届けていくことが、応募効率を高めるためには必須であるということが言えます。
それでは次に、具体的にどのポイントを改善すれば良いのかをご説明していきます。
①企業HPの作成/リニューアル
まず、注目すべきはやはり企業HPです。
私は200社以上の求人作成に携わってきましたが、「会社HPを持っていない」「会社HPが古く、情報が更新されていない」というケースは非常に多く見てきました。
これは非常にもったいないことで、求人ページを見て会社に関心を持ってくれたユーザーに対して、追加の情報を届けることができない状態となっています。
「企業名で検索してみたのに何も情報が出てこない」「企業HPにアクセスしてみたらスマートフォンに対応していない」といった場合、ユーザーの心理としては少なくとも応募に対してポジティブには働かないということは推測できますね。
採用を強化したいと考えた時には、「求人サイトに求人を掲載する」ことに加えて「企業HPをしっかりと整理する」というのは最低限必要な要素と考えていただければと思います。
特に「事業内容」「会社概要」「企業理念」のコンテンツは求職者の方にチェックされているので、まずはよく読まれる部分から改善していくことがオススメです。
②採用サイト(採用ページ)の作成
こちらもよく見かける「もったいないパターン」ですが、会社の情報や事業内容などの情報はしっかりとまとめられていても、採用ページの情報量が少なく、求人サイトに掲載した情報以上の内容が伝えられていないHPです。
企業HPとは別に「採用サイト」を設けることは、もちろん必須ではありません。採用にかけられる予算や、コンテンツのボリュームによって判断すべきかと思います。
求職者の方が特に求めている「仕事内容」や「福利厚生」などの詳細な情報をまとめていく場合、採用関連ページの内容を充実させ、整理していくことをまずは意識してみましょう。
経営者や社員インタビューなどのコンテンツは、特に応募への意欲が高い方が求めている情報なので、余力のある場合はぜひ追加したいコンテンツです。
求人サイトの求人情報だけではどうしても「どんな人と一緒に働くのか」「会社の雰囲気はどんな感じなのか」といった詳細な情報までは伝えづらいため、そこを補うポジションとして、採用ページを準備することを意識してみましょう。
③Gogleビジネスプロフィール(GBP)の運用
意欲の高い求職者は、応募の前に約9割が企業HPを閲覧するというデータがありました。
Googleで企業名を検索した際に、HPと一緒に表示されるのは「Googleビジネスプロフィール」です。
求職者は企業の発信する情報以外に、第三者からの口コミ情報も参考にしています。
主には転職系の口コミサイトの情報がよく閲覧されますが、Googleビジネスプロフィールにも口コミが掲載されている場合があり、それらも無視はできない存在になりつつあります。
興味のある企業を検索して、Googleビジネスプロフィールの口コミがクレームばかりだったら応募するのを躊躇してしまいますよね。
逆に良い口コミばかりの店舗・企業だったら、応募に関してポジティブな印象を与えられるはずです。
以前から店舗集客にはGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の運用が有効だということを記事にまとめてきました。
Googleビジネスプロフィールは集客面だけではなく、指名検索時に目に触れるコンテンツという側面から、採用面においても重要なチャネルとなっています。
口コミだけではなく、例えば会社の雰囲気を伝えるために写真を投稿したり、会社説明会など採用イベントを実施する際は、情報を投稿してアピールすこともできます。
動画も掲載できるため、採用動画などをアップロードして使うなど、様々な使い方が可能です。
採用を強化したい、という場合はぜひGoogleビジネスプロフィールの管理権限を取得して、運用をされることをオススメ致します。放置しておくのは非常にもったいないです。
まとめ
採用を強化するにあたって、求人サイトに求人を掲載する以外のオススメ施策をまとめてみました。
企業HPは集客面ではもちろん、採用面においても非常に重要な役割を果たしているということが分かります。
「なかなか応募がこない…」「応募単価が上がってしまっている…」という場合は、求人媒体の選定や求人ページの内容改善も有効ですが、それ以外の求職者との接点となっている企業HPやGoogleビジネスプロフィールなどもネックになっていないか、1度見直してみてはいかがでしょうか。
プランニングAでは地方特化型求人サイト「シゴトサガス」の運営のほか、企業HPリニューアル・採用サイト構築、Googleビジネスプロフィールの登録・運用代行など、ワンストップでサポートが可能です。
採用にお悩みの場合はぜひ、お気軽にお問い合わせください。