コラム
クッキーの同意とは?
こんにちは。制作の堀江です。
スマホを手に様々なサービスを利用している毎日ですが、
最近気になっていることがあります。
それは「クッキーの同意」です。
Webサイトを訪れたときに表示されるこの表記、見覚えありませんか?
ボタンを無視したままサイトを閲覧しようにも、画面の半分くらいを覆うので存在感があります。
数年前までは、このような表示がでてくるサイトはありませんでした。
何故このように表示されるようになったのでしょうか?
そもそもクッキーってなに?
Cookieは、アクセスしたサイトによって作成されるファイルのこと。
IDやWebサイトの閲覧情報などが記録され、一時的にユーザー情報を保存することができるようになります。
● 会員登録やお問い合わせのフォームに入力した情報を保存することができる。
● 通販サイトでお買い物かごに商品をいれたまま別webサイトを見たりブラウザを閉じても、
お買い物かごに商品が入った状態のまま保たれている。
● 自分の興味・関心に合ったインターネット広告が配信される。
などなど、インターネットを使用していてしばしば感じる“便利さ”。これらはだいたいクッキーのおかげのようです。
どうして同意を求めるようになったの?
事の発端は海外で…
2018年5月にEUの個人情報保護ルール「GDPR(EU一般データ保護規則)」が施行されました。
この規則ではCookieを保護対象となる個人データとして定められたことから、以降規制に向けた世界的な流れになり、クッキー情報を保存する同意を求めるようになったそうです。
さらに日本で…
そして日本では、2020年6月に改正個人情報保護法が成立・公布されました。施行後、日本でもクッキーが「個人関連情報」と位置づけられるようになるため、第三者に情報を提供するときには確認をとらなければならなくなります。
そして
現時点では同意確認のポップアップを表示することは義務付けられてはいませんが、
今後のことを考慮し、Webサイトに訪問した際にCookie使用の同意を得るようになった、ということでした。
今後どうなるクッキー
個人情報の観点から同意を求められるようになった、というクッキー。
この同意は、クッキーを不正利用されないか不安、プライバシーが侵害されているように感じる、といったユーザーへの配慮でもあることがわかりました。
そういった観点からか、ここ最近ではAppleやGoogleでは脱クッキーの動きがあるようです。
脱クッキーが進んだら、ターゲティング広告にも影響がでてくる可能性も…!?
これは広告代理店として、今後も注目していきたい話題です!
どんどん状況が変わるインターネット、
常にアンテナを張り巡らせて、さまざまなことに関心を持っていきたいと思います。