株式会社プランニングA

コラム

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2024.07.02

デザインよもやま話「右上がり手書き文字」

デザインよもやま話「右上がり手書き文字」

最近気になっていることがあります。

デザインソースとして1日1回は眺めてしまうPinterestの、オススメとして出てくるビジュアルにも如実に表れているその傾向。

それは、「右上がり手書き文字」を使用したデザイン群。

気がつけば、映画のポスター、漫画やアニメのタイトル、韓国語や中国語のグラフィックまでそんな感じのフォントが使われているではないですか!そして、私もなんやかんやと使っているではないですか!

特に若者へ訴求したい広告物を作成する際に使ってしまう、どことなく「青春感」を漂わせるこの流行りのフォント群について調べてみました。

もともと、手書きの文字からは「人間らしさ」や「温かみ」が感じられ「思いが込められている」というポジティブな印象を与える効果があるといわれています。また、デジタル社会といえど学生時代は手書きで文字を書く機会も多く、手書き文字からは「親しみやすさ」を感じる人もまだまだ存在しています。

「右上がり手書き文字」を使用したグラフィックが流行り始めたのは、一説によると2010年代初頭とのことですが、同じ頃に広がり始めたものとして「エモい」という言葉があります。「心を揺さぶられるなんともいえない感情」を表現するこの若者言葉は、「感動した時」「青春を感じた時」「懐かしさを感じた時」「センチメンタルな時」「悲しい時」「言葉で言い表せない感情を持った時」などに用いられます。

若者の注目を集めたい、若者に販促したいという場面において、人の感情を感じさせる「右上がり手書き文字」は、「エモい」を呼び起こす効果的なビジュアル要素として多用され、現況のデザイン群に繋がっているようです。

エモーショナル比較

さて、この流行により使い勝手が良い「手書き風に見えるフォント」も沢山リリースされています。

例として弊社でも使用している素敵な「右上がり手書き文字」を二つ紹介します。

花とちょうちょ

ペンで右上がりに書いた手書き文字から作ったフォント!

作成者によると「商品写真と文字とが、花とちょうちょのような関係になるイメージ」というこのフォントは、ちょうちょの様な軽やかさと甘さ控えめの可愛らしさが魅力です。

空とひこうき

万年筆で書いたようなにじみやインク溜まりが特徴的な手書きフォント。

「横にのびていく飛行機雲のイメージ」というこのフォントは、「花とちょうちょ」よりラフでシュッとしている印象。少し大人の表現をしたい際にオススメです。

世間では「オシャレでエモい」広告にしたいから「手書き風文字」の使用をリクエストされるクライアントの方も多くなっているそうです。

弊社へ依頼される際も、キャッチコピーのフォントは「花とちょうちょ」でお願い!と、気軽にお伝えください。「右上がり手書き文字フォント」を効果的に活用したビジュアルをご提供いたします。

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