コラム
column
2025.09.17
【ホームページ担当者向け】SEOと使いやすさを両立するサイト構造のチェックリスト

ウェブサイトの第一印象を決めるのはデザインや写真だけではありません。実は「サイト構造」こそが、ユーザーの使いやすさとSEOの成果を左右する大きな要素です。
リンクが多すぎて迷ってしまったり、階層が深すぎて目的のページにたどり着けなかったり…そんな経験はありませんか?
この記事では、SEOに強く、スマホでもPCでも快適に使えるサイト構造を実現するためのベストプラクティスをまとめました。
目次
サイト設計のベストプラクティス
1. ヘッダー・TOPページに置くリンクの数
- 基本はシンプルに
ヘッダーやTOPに置くリンクは、ユーザーが「主要カテゴリー」に迷わずたどり着ける数に絞るのが理想。
5〜7個くらいが人間がパッと見て把握できる上限。 - やりすぎのパターン
10個以上並べると、ユーザーがどこを押すべきか迷うし、スマホでは横並びに収まりきらない。
SEO的にも内部リンクが分散して評価が薄まる。

2. 下層ページの階層構造
- 目安は3階層以内
TOP → カテゴリ → 詳細記事、このぐらいがもっとも自然。
4階層以上になるとクリックが多すぎて離脱されやすいし、Googleのクローラーも奥まで行きづらくなる。 - パンくずリスト必須
階層を意識させずに、ユーザーが「いまどこ?」と迷わないためにパンくずはSEO的にもユーザー的にも強い味方。

3. SEOにもUX(スマホ/PC両方)にも強い構造
- フラット寄りにする
階層を深くしすぎず、内部リンクで横のつながりを強くする。 - モバイルファースト
スマホで見たときに「スクロールですぐ主要コンテンツに行ける」ようにする。
折りたたみメニュー(ハンバーガーメニュー)を使いつつ、重要ページはフッターにもリンクを置くと安心。 - リンクテキストはわかりやすく
「サービス」「実績」「ブログ」みたいに、迷わない名前にする。
御社のウェブサイトはいかがでしょうか?以下のチェックリストでぜひご確認ください。

ウェブサイトの目的ごとの実例
◆企業サイト(コーポレートサイト)
- TOPヘッダーのリンク
「会社概要」「サービス」「実績」「ニュース」「お問い合わせ」 → 5つ程度で十分。 - 下層の深さ
- 会社概要 → 沿革、メンバー紹介
- サービス → 各サービス詳細ページ
→ 基本は2〜3階層以内。
- ポイント
会社情報はパンくずやサイドバーで補完。
スマホでは「問い合わせボタン」を常に固定表示するのが有効。

◆ECサイト(ネットショップ)
- TOPヘッダーのリンク
「商品カテゴリ」「特集」「セール情報」「カート」「マイページ」 - 下層の深さ
- カテゴリ(例:メンズ → アウター → ジャケット → 商品詳細)
→ 最大4階層になることもあるが、商品詳細ページは内部リンクで横断的につなぐ(関連商品、おすすめなど)。
- カテゴリ(例:メンズ → アウター → ジャケット → 商品詳細)
- ポイント
SEO的にはカテゴリページを強化。
スマホでは検索窓を一番上に配置することで、迷わず商品探しができる。
まとめ
SEOを意識したサイト構造は、単なる検索順位対策ではなく「訪問者にとってストレスのない導線づくり」に直結します。
リンク数や階層数を意識するだけでも、サイト全体の使いやすさは大きく変わります。
「もっと具体的に設計を相談したい」「自分のサイトの構造を見直したい」という方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。