コラム
いまさら聞けない!二次元コード利用

今や、目にしない日はないと言っても過言ではない「QRコード」は、昨年で発表から30年が経過したそうです。
「二次元コード」「二次元バーコード」とも表記されます。
ポスターやチラシ、POPに印刷され、詳細を確認するWEBサイトへ飛ばしたり、
チケットなどに印刷して情報を読み取ったり、近年は決済方法のひとつとしても台頭しています。
QRコードは、自動車部品のメーカーだったデンソーが、1994年に新分野の事業として
開発したものでした。いわゆるバーコード(一次元コード)が主流だった当時、
より多くの情報を高速で読み取れるこの発明は革新的だったでしょう。
印刷物を扱う弊社でも度々作成、掲載をしていますが、その扱いについてしっかり把握できているでしょうか?
代表的な注意点を一緒にチェックしていきましょう。
商標の表記が必要
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
「QRコード」は株式会社デンソーウェーブが商標権を持っています。
「こちらのQRコードからチェック!」など、掲載時に名称が出る場合は、必ず上記の記載が必要になります。
この登録商標文は、QRコード(名称)を利用した画面・印刷物ごとに掲載が必要です。
なお、コードの画像のみを紙面で使用する分には、注記の記載は必要ありません。
QRコード(名称)を利用するときの手続きについて
https://www.denso-wave.com/ja/adcd/support/faq/trademark/use/hy25050107.html

一定の余白を確保する
掲載されているコードや、生成したコードを確認すると、ある程度白い余白があることが確認できます。
一般的には4セル分のマージンを確保しての掲載が推奨されているそうです。

デザインの都合上、白い枠はいれたくない!という場合、あまり推奨はされていないようですが、
コードそのものの色を変更しても問題はないようです。
しかしその際、コードと背景にある程度のコントラストをつけ、色の違いを鮮明にしないといけません。
また、印刷物の場合、黄色や赤など、そもそも読み取りにくい薄い色や、褪色しやすい色での作成を
しないよう注意が必要です。

1色に変換する
作成ツールで作ったコードの多くは、CMYKまたはRGBになっています。
これをそのまま掲載し、印刷しようとすると版ズレを起こし、コードを読み取れなくなる可能性があります。
掲載前にグレースケール、モノクロ2階調への補正が必要です。
前述の、コードの色変えが推奨されていないのもこの版ズレへの懸念によるものです。

まとめ
今や使うことが当たり前になっているQRコード。
正しく情報を伝えるためにも、気をつけて活用しましょう!
QRコードとは
https://www.denso-wave.com/ja/system/qr/fundamental/qrcode/qrc/index.html
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。