コラム
【今さら聞けない】TikTok急成長の理由と知っておきたい3つの特徴
いつもTwitterばかり見ていますが、最近はTikTokを意識して見るようにしているアラサー男性のアソウです。
恥ずかしながら最近までTikTokと言うと、女子高生がダンス動画をアップして楽しむ10代が中心のSNSという印象しか持っていませんでした。
しかしそろそろ我々の世代も、古い認識をアップデートしないといけないようです。
何故ならTikTokはアプリのダウンロード数ランキングでついにFaceBookを抑えて世界1位となり、ここ数年でとんでもない勢いで成長を続ける優良な広告プラットフォームになりつつあるからです。
ここで改めてTikTokの概要をまとめながら、TikTokが他のSNSとはどのように異なり、何故ここまで急成長を遂げているのか解説していきたいと思います。
TikTokの概要について
TikTokの前身は「ニュースアプリ」だった
TikTokは中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)という企業が運営しています。
2017年にリリースされた短尺動画SNSの先駆け的存在です。
現在ではInstagramのリールや、TouTubeなどでもショート動画がリリースされたりと、各媒体でTikTokを意識した短尺動画のメニューを取り入れつつありますね。
TikTokを生み出したノウハウの原型は「今日頭条(トウティアオ)」というニュースアプリだったようです。
訳すと「今日のトップニュース」意味になります。
誰に対しても同じ情報を届けていた従来のニュースアプリとは異なり、今日頭条は独自のアルゴリズムを用いて、ユーザーの好みに合わせたニュースを集め、パーソナライズして届ける仕組みとなっており、当時としては非常に画期的でした。
「SmartNews」の中国版とイメージするとわかりやすいかと思います。
TikTokはニュースアプリで培われたレコメンドのアルゴリズムを「動画SNS」に横展開して生まれたサービスということです。
TikTokに関するデータ
TikTokの総ダウンロード数は2021年上半期で約30億件を突破し、FaceBookを超えて世界で最もダウンロードされたアプリの頂点に立ちました。
ユーザー数は全世界で10億人、米国だけでも1億人以上とされています。
【画像引用元】SensorTower:TikTok Becomes the First Non-Facebook Mobile App to Reach 3 Billion Downloads Globally
一方で日本国内でのユーザー数は約900万〜1,000万人程度と言われ、まだ発展途上の段階と言えるかもしれません。
ユーザー層は10〜20代が中心と思いきや、30〜40代男性の利用者も多いとの調査結果もあります。これは意外ですよね。
【画像引用元】EDAMAME Japan:Top Japanese Social Media Apps: Demographics of 7 Major Apps in 2020
30〜40代のユーザーが増加している理由は、コンテンツの変遷と多様化にあるようです。
2018年〜2019年前半は「口パク・ダンス」などのコンテンツを10代の女性を中心に楽しんでいました。
2019年に入ってからは「お笑い・エンタメ・動物」などコンテンツの幅が広がり、20代のユーザーが増加していきます。
そして2020年以降、更にジャンルが広がり「生活情報系・日常/VLog」などのコンテンツが増加したことで30〜40代のユーザーにもアプローチできるようになったという変遷があるようです。
【参考:TikTok媒体資料】
何故TikTokはのびているのか?
①AIを活用した、爆発的な拡散力の高さ
TwitterやInstagramなどのSNSの場合、フォロワー数が多くなければ拡散やバズなどは起こり辛いアルゴリズムになっています。
個人にとってはもちろん、企業アカウントの運用の場合でも、新規で始めて軌道に乗せるまでは非常に膨大な時間と労力が要ります。
その一方でTikTokはフォロワーが全くいない状態からでも、コンテンツさえ面白ければ、多くのユーザーに動画が表示されるアルゴリズムとなっています。
全く無名の個人や企業が、初めての投稿で10万~100万再生を稼ぐという事例もよくあるようで、非常にバイラルが起きやすいのが特徴です。
従来のSNSとは異なる拡散の起こりやすい仕組みの珍しさや、参入ハードルの低さから、多くの新規ユーザーを集めているようです。
②TikTokの平均消化時間の長さはSNSの中でトップクラス
TikTokの平均視聴時間は2019年6月は42分でしたが、2021年5月には62分まで伸長したと、TikTokの公式媒体資料では発表されています。
平均視聴時間が62分というのは驚異的ですね。
確かに自分もTikTokを眺めていたら予想以上に時間が過ぎていたということが良くあります。
最も視聴時間が長いと予想されるYouTubeでも「30分〜1時間未満」が70%以上という調査もあります。
【画像引用元】STRATE:20代の約19%がYouTubeを1日3時間以上視聴【YouTubeの利用に関するアンケート】
長時間の視聴が続くのは、TikTok特有の視聴体験にあります。
「60秒以内の短尺」「強制視聴がない」というポイントや、先述した優れたアルゴリズムによって選出された「おすすめ動画」がユーザーの離脱を防いでいると考えられます。
離脱を防ぐために細部まで徹底的に考え尽くされたUI/UXは、見ていて本当に勉強になります。
【参考:TikTok媒体資料】
③TikTokはエンゲージメントの高さが圧倒的
TikTokはYouTubeなどの動画サービスとは異なり、全画面動画のUIでバックグラウンド再生などもできません。
「ながら見」が少ないので、ユーザーが動画を視聴しようとする意識が高く、「いいね・シェア・コメント」などのエンゲージメントを得やすい仕組みになっています。
エンゲージメント率が高まることで、TikTokにユーザーから反応を得やすいコンテンツに関するデータが短期間で蓄積され、それを元にアルゴリズムが最適化されていくという高循環が生まれているんですね。
TikTokの広告プラットフォームとしての優位性
TikTokの資料を読んでいて最も面白いと思ったのは、ユーザーのモチベーションが他のSNSとは異なるという点です。
TikTokを試聴しているユーザーは「何か面白い物ないかな?」と特定の目的を持たずに回遊しており、色々な情報を積極的に得ようとしています。
TikTokではそれを「無目的の回遊」と呼んでいますが、TikTokのユーザーは、他のSNSなどに比べて出会いや発見に敏感で、興味関心が高いということです。
企業側の視点から言えば「広告受容性が高い」ユーザーが多い、広告配信に最適なプラットフォームであると言えるのではないでしょうか。
コンテンツと広告の境目がほとんどないため、ユーザーもストレスなく広告を視聴できますし、何より「動画」での訴求は態度変容を起こしやすい傾向にあります。
実際にTikTokユーザーは購買行動などコンバージョンに積極的というデータも出ているようです。
【引用:TikTokユーザー白書 2020.05】
「TikTok売れ」の事例
TikTokで人気になった楽曲と言えば瑛人さんの「香水」やYOASOBIの『夜に駆ける』などが有名ですね。
曲を知ってもらうプロモーションの場としてTikTokは非常に相性が良さそうです。
今では楽曲以外にも、TikTokをきっかけに注目が集まりモノやサービスが売れる、いわゆる「TikTok売れ」の事例が数多く出てきています。
最近話題になったのは、約30年前のSF小説「残像に口紅を」がTikTokをきっかけに8万5000部の重版になった事例です。
@kengo_book これぞ文学の良さ。たまらん。#本の紹介 #おすすめの本 #小説 #小説紹介
♬ 無音 – High-Resolution Raboratory
人気TikTokクリエイター「けんご(@けんご 小説紹介)」さんが本を紹介したところ、動画再生回数740万回以上・コメントは約1万件以上と話題を呼び、あっという間に本が売れてしまったようです。
書籍以外にも、例えばお菓子もTikTokがきっかけで人気が集まり、入手困難になった事例もあります。
さらに不動産会社で賃貸の契約につながるケースも増えているそうです。
@city_home888
一人暮らしにぴったりのオススメ物件ご紹介##tiktok物件 ##不動産 ##オンライン内見 ##部屋紹介 ##1K ##おすすめにのりたい ##一人暮らし ##バズれ ##fyp
物件の内見動画をTikTokで公開し、Instagramに詳細を掲載するというような形が多いです。
確かにこれはサクサクと物件を探せて見ていて楽しいですね。
YouTubeでもルームツアー系は人気が高いので、動画との親和性が高いということかと思います。
その他にもTikTok活用で認知を高めて宿泊客を集めている旅館の事例や、
@tobaview 女将withフロント#鳥羽ビューホテル花真珠#鳥羽#旅館#普段は真面目に仕事しています#東京リベンジャーズ
♬ KENKAJIYOTO KAKATSUTEKOIYO – Kishidan
美容室など、短尺動画はアイディア次第でどんな業種でもカバーできそうですよね。
@hayatocream 消防士系ティックトッカーが大変身しにご来店です @ryotatomioka ##髪に触ってキメハート ##髪型で人生は変わる ##大変身 ##イケメン
♬ Our Style – wasabi
TikTokでの広告配信・動画素材作成はお任せ下さい
TikTokには他のSNSとは異なる魅力や可能性があるということが、うまく伝わったでしょうか。
新規参入のハードルの低さや、フォロワーが少ない状態でもバイラルが生まれやすい点は非常に大きなメリットですよね。
TikTokというプラットフォームと短尺動画をうまく活用すれば、認知度向上や売り上げアップにつなげられる可能性は大いにあるはずです。
私もまだまだ理解しきれていない部分がありますが、まずは1度TikTokをインストールしてコンテンツを視聴してみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見があるはずです。
プランニングAはTikTokの広告運用から、TikTok用の動画素材の作成まで幅広くサポート可能です。
興味をお持ちの際はぜひお問い合わせいただければ幸いです。
●「LINE公式アカウント」上のサービス利用情報やアンケート結果などのユーザーデータとの紐づけによる、より高度なメッセージ配信の最適化
●PayPayやYahoo!JAPANなどのZHDグループ各社サービスとの連携によるユーザー接点の強化
●業種特化型パッケージプランの提供
つまり、今まで外部マーケティングソフトを使用しないとできなかったユーザーごとのタグ付けをLINEの管理画面からもできるようにしたり、PayPayなどの連携、業種に特化した機能の追加など「よりユーザーが欲しい情報」を友だちに提供できるようにLINE公式アカウント自体の機能が拡張されます。
さらに上記の強化で、企業側から情報を一括で送るだけでなく、ユーザーからもアクションを双方向でやり取りすることでより個々のユーザーとの深いつながりを生み出すツールへと変化を遂げていくことで、ますますLINE公式アカウントの重要性は確立されるんじゃないかと期待しています!
実質、無料メッセージ通数が少なくなってしまうことで値上げのようなイメージを持たれてしまう側面もございますが、「LINE公式アカウントの価値を全体的に高めるための措置」と捉えて、いままで「なんとなく」配信していたメッセージの内容やセグメントを、「50代以上の既婚者に響く配信をする」など、配信の目標を明確化して、ユーザーを意識した配信を再検討してみてはいかがでしょうか?
LINE公式アカウントの導入、活用はプランニングAへ!
でも実際どう配信の内容を見直していいかわからないよー、タグ付けってそもそも何?どうせそんなに活用してなかったしお金かかるならもうやらなくていいや。。というお客様も多いかと思います。
そんな時は、「もういいや」と諦めるまえに、ぜひLINE正規代理店の当社へご相談ください!
LINE公式アカウントで達成したい目標をお伺いした上で、アカウント構造や配信内容はもちろんのこと、ご要望によってはマーケティングツールと連携して顧客管理、予約管理、会員証管理などもご提案させていただきます。
ご相談、お問い合わせお待ちしております!
WEB広告担当・広報担当必見!
新規受注の頭打ち、マーケットリサーチの改善、ブランド認知度の向上、顧客獲得の戦略改善
新たな販売チャネルの開拓、競合分析と差別化・・・・・
やらなきゃいけないことはあるけど、全然解決できない!!そんな担当者必見!