コラム
知ってますか?フォント名のアルファベットの意味
お久しぶりです。DTPのかんのです。
日々の作業のフォント選び…迷ってませんか?私はいつも迷っています!
迷うのに時間を使うのもったいない…けどマンネリ化するのもよくないな…と思いつつ、いつも結局迷ってしまいます。
フォント選びは見た目も大事ですが、企業としては機能性も大事にしたいところ。
そこで、フォントを選ぶときに表示されるアルファベットの羅列について、簡単にご紹介したいと思います!
↓↓↓
イラレでパッケージ機能とかを使った時にレポートに表示されてたりしますよね。
このアルファベットですが
となっているんです!
開発会社名
国内・海外でたくさんメーカーがありますが、代表的なところをご紹介。
あまり意識していなかった部分ですが、モリサワ以外にこんなにフォントのメーカーってあるんだ〜?!と驚きでした。
記号
記載なしの場合…等幅フォント すべての文字の幅が均等
P …プロポーショナルフォント 文字により幅が異なり、字間が詰まったように表示される
S…サブプロポーショナルフォント 全角文字は均等で、半角文字のみがプロポーショナルフォントになる
UD…ユニバーサルデザイン 多くの人が読みやすいように工夫されたフォント
字間を変更できないようなソフトではpフォントを使う、などといった使い分けができそうです。
収録文字セット
こちらは、表記できる漢字や記号の数を示す規格のようなものです。
「std」はスタンダードの略称であり、その名の通り一般的に使用する漢字や記号であればこの規格でまかなうことができます。
「pro」では「std」に人名漢字など少し珍しい漢字等が追加された規格になります。
「pro5」「pro6」ではさらに多くの珍しい漢字が追加されています!
人名を多く載せる名簿の案件…など、なるべく文字数の多いproで進めると安心かもしれません。
※表記は開発会社で異なる場合があります
「stdN」などうしろにNがつく場合
このNは「2004年に改訂されたJIS規格に対応している」ことを表しています。
2004年の改訂時、168文字の漢字の字形が改訂されました。
例として、祇という漢字を小塚ゴシックのProとPr6Nで比較してみましょう。
同じ漢字ですが、字体が変わっています。
このようにNフォントとそうでないフォントを置き換えてしまうと、一部の文字で字形が異なるので注意が必要です。
使いたい字形が出ない…というときや、過去のデータのフォントを変えたら、漢字の字形が変わってしまった…という時は、このN部分をチェックしてみると良いかもしれませんね。
太さ
いわずもがな、フォントの画線の太さになります!
なお、開発会社によって表記が異なる場合があります。
また同じウェイトでもシリーズで分かれているものもあるので、太さと一口に言っても色々奥が深そうです!
いかがでしたか?
基本的な部分ではありますが、記事をまとめていて私としても改めて勉強になりました。
フォント選びの参考になれば幸いです!