株式会社プランニングA

コラム

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2023.04.19

校正ってなに?〜企業の販促ツールの作成をまかされたら〜

企業で商品やサービスをアピールするのに必要となってくるチラシやパンフレットなどの販促物。お客様に見てもらうのだからしっかりアピールできるものを作りたいですよね。そんな企業の販促物の作成において重要なことの一つが「誤った情報・お客様に誤解を招く情報を載せないこと」です。せっかくアピールするのだから、誤った情報を載せてはお客様からの信頼を失ってしまいますし、企業のイメージダウンにつながってしまいます。今回は校正をする上で重要なチェックポイントとそのチェックをする上での方法をご紹介します。

うっかり誤字はないか(変換ミス・英語のスペルなど)

文章を作成する上で誤字・脱字はつきものです。うっかり文字の一部が欠けてしまったり、変換ミスや慣れない漢字や英語を使用する際などいろんな誤字・脱字があります。誤字・脱字が多いとお客様からの信頼にもつながるため、なるべく減らしたいものです。一般的な文章の誤字は弊社でも発見できるのですが、商品名などの特殊な名前の場合は見つけるのが難しい場合もあります。商品名など会社独自の言葉が使用されている部分は確認が必要になります。

広告で使用してはいけない言葉はないか

法律で禁止されている広告表現・表示用語があることはご存知でしょうか。お客様に見てもらうには目を引く言葉を使いたい。しかし行き過ぎた表現は法律に違反してしまう場合があります。よくあるのは商品をよく見せたいがために有利な条件だと誤解させる表現をしてしまうことです。実際はずっと同じ価格で売っているのに「今だけこの価格」と表現してしまったり、「お客様に選ばれてNo.1」など根拠がない数字を記載してしまう場合が見られます。広告作成の基本は、「事実と異なる内容・盛りすぎた内容はNG」という考え方です。しっかり、事実に基づいた表現をするように心がけましょう。

更新された情報はないか

過去に販促物を作成した実績がある場合、そこから変わった情報がないか確認するのも大切です。商品名や金額が変わる場合もあれば、会社が引越しをしたりすると住所や電話番号も変更、会社によっては数年毎に許可番号も更新したりと変わってくる情報は様々です。過去に制作した制作物からの期間が開けば開くほど過去からの変更点が出てくるので、一度振り返って変更箇所がないか確認するのも大切です。

数字などの情報に間違いはないか(日付+曜日・金額・電話番号など)

金額や電話番号などは数字が連続で並ぶためどうしても間違いが多くなってしまう項目です。見間違いもあれば書き間違い・打ち間違いもあり、間違え方も様々。数字は重要で金額を間違えてしまうと、お客様に説明をしたり、お詫びのチラシを作成したりと対応は様々ですが、手間が増えてしまう上にお客様の信頼を失うことにつながってしまいます。電話番号も同じく手間が増えてしまうのですが、違う電話につながってしまった場合、他の方に迷惑がかかってしまいます。そういった事態を防ぐために金額や電話番号は細かい確認が必要でしょう。

おすすめのチェック方法

これまでは校正する上でのチェックポイントを紹介しましたが、こちらでは上記をチェックする上で共通して重要となってくる確認の方法をご紹介します。企業毎にやり方は様々ですが今回は弊社で行っていることの中から重要なことをピックアップしてご紹介します。

  • 実際に印刷してチェックする

最近では環境に配慮してペーパーレスに移行する動きがありますが、やはり画面のみのチェックでは見落としてしまう場合があります。パソコンの画面で何度も確認しているのにいざ紙に印刷するとミスがある…なんて場合も。毎回紙で印刷するのが難しい場合は、校正の途中はパソコンでチェックし、最終確認では紙に印刷して細かくチェックするなどして、ミスの削減につなげましょう。

  • ダブルチェック

ダブルチェックとは作業したことに対して確認(チェック)を2回(複数回)行うことです。余裕があれば2回目は担当した本人以外の方がチェックするのがお勧めです。それぞれ違う人が確認することで一人目で見落としてしまったミスを二人目が気づいてくれる場合があります。また、2回目に担当者以外がチェックは、内容を初めて観るお客様に近いの視点で見れるため、あたらめて「これってどういう意味?」「ここがわかりづらい」など問題点が出てくる場合があります。

  • 素読み校正

原稿や指示の内容と照らし合わせないで、出来上がった制作物だけを読んで校正作業を行うことです。原稿など余計な情報を見ずに全体を通して読み込むことで、全体の流れや文章の矛盾点の洗い出しができます。

最後に

単純な間違いなどは弊社でも発見できるのですが、企業独自の内容になってくると発見できない場合があります。そういった事態を防ぐためにも弊社では疑問が出た場合は細かくお客様に確認するよう努めております。今回は企業の販促ツールを作成する体でご紹介しましたが、企業のサイトを立ち上げる際のWEBの校正や、プレゼンテーション資料など社内資料作成でも使える方法ですので、是非今回紹介した方法をいかしてみてくださいね。

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