広告代理店としてクライアントとマーケティング戦略について打ち合わせする中で、

web広告を実施を検討しているクライアントの中には、web広告を魔法のツールのように考え、配信すれば自動的に成果が上がるとお考えの方がいらっしゃるように感じることがあります。

それは正解でもあり、間違いでもあります。

ウェブ広告は、チラシやDMとは異なり、その商品やサービスに興味関心がある人に絞って広告を表示できるため、確度の高い見込み顧客を獲得するには非常に効率的な媒体ですが、

それは成果のあがる運用、また改善をしていればという条件つきです。

web広告は極端な話、クレジットカードの設定をしてONにすれば、「とりあえず」始めることができるため、

何の知識のない方でもすぐにスタートはできてしまうという媒体です。

そのような媒体ですので、発注する会社や設定する人材によって広告の精度が大きく変わってしまうことも多く、

毎回「とりあえず配信」したり、「配信したように見せる」悪質な業者も中には存在することも悲しい事実です。

そもそもウェブ広告は魔法のツールではないため、初めからお客様の求めている成果の達成を保証することはできません。

しかし、配信ごとに必要なデータを計測し、コンバージョンの精度を高めていくことは大いに可能です。

今回は、自社のweb広告の成果を高める業者選定に役立つ10のチェック項目をご紹介します。

ぜひ、現在の運用と比較してよりよい広告成果につなげていきましょう！！

あるあるその1／広告設定や入稿内容などの単純ミスが多い

自社の広告が偶然にも自分のパソコンやスマホに配信された際、キャンペーンの特典が誤っていたり、会社名が間違っていたり、既に終了したキャンペーンがまだ出稿されていたり、遷移先が他社のサイトであったりしたことはないでしょうか？

「そんなバカな」と思うかもしれませんが、意識して見ると意外とそのような広告は数多く存在しています。

これらは多くの場合ヒューマンエラーで、ダブルチェックを徹底していない代理店に頼むと頻繁に発生することがあります。

そして残念なことに、これらのミスはほとんどの場合、広告主に報告されないままになることがあります。

つまり、自社の広告費を投じているにも関わらず、誤った情報や他社の宣伝をされてしまうことがあるということです。

このような事態を避けるためには、代理店とのコミュニケーションを密にし、管理権限をもらっていつでも管理画面を見れる、見られている意識を持つなどして、ダブルチェックを徹底することが不可欠です。

上記のような体制や対策がとれている外注先なのか、きちんと見極める必要があります。

あるあるその2／どんなキーワードで配信しているかわからない、教えてもらえない

リスティング広告は、ユーザーが検索窓に打ち込んだキーワードと一致した検索結果と一緒に広告を表示する広告形式です。このため、広告が表示されるキーワードを選定することは、キャンペーンの成功にとって非常に重要な要素となります。

しかしながら、キーワード選定を怠ると、広告が表示される場所やタイミングが間違ってしまい、見込み客を逃してしまうことになります。例えるならば、的を外してしまうと、的を狙うチャンスを逃してしまうのと同じです。

そのため、キーワード選定は慎重に行う必要があります。

また、定期的にレポートを提出し、CVを多く獲得できている隠れた優等生的なクエリや、CVにつながらずコストが無駄に発生し続けている金食い虫的なクエリを洗い出すことが重要です。

あるあるその3／セグメント（どのようなユーザーに配信しているのか）や、プレースメント（どんな配信面に表示しているのか）がわからない

ディスプレイ広告において、配信先をきちんと把握することは、成果改善にとって非常に重要です。

そのため、セグメント（どのようなユーザーに配信しているのか）や、プレースメント（どんな配信面に表示しているのか）といった専門用語についてよく理解をしてその良し悪しを判断することが必要です。

セグメント・プレースメントレポートを確認することで、自社の広告がどのサイトに配信されているか、どんなユーザーに必要とされているかを把握することができます。

しかし、このレポートの確認を怠ってしまうと、前項のクエリレポートと同じように、莫大な機会損失やムダコストが発生する可能性があります。

配信先の把握は、広告掲載の効果測定や改善にもつながるため、しっかりと把握して、入札単価の調整や配信先の断捨離をして精度を高めていく運用をしていくことが大切です。

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ここまでで代表的な３つの項目をご紹介しました。ドキッとした内容はなかったでしょうか？

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