コラム
キャッチコピーってどう考えてる?
普段からチラシ・WEBなどを制作していて、キャッチコピーを自分で考えてデザインに落とし込むこともしばしば・・・。
今ならChatGPTで簡単なコピーならすぐに作れてしまいますが、なんかニュアンス違うんだよな・・・、10案だしてもらったけど、なんかどこかで見たことがあるような・・・と思うことが多々あります。
そこで今回は、キャッチコピーを自身で考える方法について整理したいと思います。
キャッチコピーの基本
ターゲットとメッセージの明確化
誰に何を伝えたいのかを明確にし、ターゲットのニーズや関心に合わせたメッセージを考えましょう。
例えば、「小中高生の親御さん必見!」など
商品の特徴やメリットの強調
商品の特長やアピールポイントを洗い出し、消費者にとってのメリットをシンプルに伝えることが重要です。
具体的な数字の活用
数字を用いることで、具体性が増し、消費者にイメージしやすくなります。
例えば、「1週間で3キロ減!」など
行動喚起の明確化
消費者にどのような行動をしてほしいのかを明確にし、それを促す表現を取り入れましょう。
例えば、「今すぐ入会!」など
シンプルな表現
短く簡潔な表現は、記憶に残りやすく、伝わりやすいです。冗長にならないよう心掛けましょう。
キャッチコピー作成時に意識するポイント
リズム感の重視
リズムやテンポの良いフレーズは、耳に残りやすくなります。
例えば、「すぐおいしい、すごくおいしい」のような表現です。
ターゲットの関心を引く
ターゲットが自分に関係があると感じられるような表現を使い、興味を引きましょう。
例えば、「営業マン必見!」などのフレーズです。
商品使用後のイメージ喚起
商品を使用した後の具体的なメリットや変化を想像させる表現を取り入れると効果的です。
キャッチコピー作成のテクニック
ギャップ法
意外性のある表現で興味を引く方法です。例えば、「食べても痩せるチョコレート」のようなフレーズです。
疑問形の活用
疑問形にすることで、読者の興味を引き、続きを読みたくさせる効果があります。
例えば、「あなたは本当に満足していますか?」などです。
権威の引用
専門家や有名人の意見を引用することで、信頼性を高める方法です。
例えば、「医師が薦めるサプリメント」のような表現です。
実際のキャッチコピー例
1. 日立製作所 (Hitachi)
「Inspire the Next」
- 次なる時代に息吹を与えるという意味で、最先端技術を活用し成長し続ける企業の姿勢を伝えるメッセージです。
2. キヤノン (Canon)
「make it possible with canon」
- キヤノンの製品で消費者の悩みを解決していくという意志が感じられるキャッチコピーです。
3. ナイキ (Nike)
「Just Do It」
- スポーツへの情熱や行動力を象徴し、幅広いターゲットに刺さる強いメッセージです。
4. アップル (Apple)
「Think Different」
- 革新性と独自性をアピールし、アップルのブランド理念を表現しています。
5. コカ・コーラ (Coca-Cola)
「Taste the Feeling」
- 商品そのものの味わいや、それがもたらす感情的なつながりを強調したコピーです。
6. トヨタ自動車 (Toyota)
「Let’s Go Places」
- ドライビングの楽しさや冒険心を掻き立てるキャッチコピーです。
7. Google
「Don’t Be Evil」
- 企業としての倫理観を示し、ユーザーとの信頼関係を築くためのシンプルなメッセージです。
8. スバル (Subaru)
「Confidence in Motion」
- 安全性や信頼感を重視するブランドメッセージです。
9. シャネル (Chanel)
「Inimitable」
- ブランドの唯一無二の価値とアイデンティティを強調したコピーです。
10. マクドナルド (McDonald’s)
「I’m Lovin’ It」
- 楽しさや親しみやすさを伝えつつ、若々しいイメージを強調しています。
まとめ
効果的なキャッチコピーを作成するためには、ターゲットの明確化、商品の特徴の把握、具体的な数字の活用、行動喚起の明確化、シンプルな表現、リズム感の重視、ターゲットの関心を引く表現、商品使用後のイメージ喚起など、多くの要素を考慮する必要があります。これらのポイントを意識しながら、さまざまなテクニックを組み合わせて、消費者の心に刺さるキャッチコピーを作成してみてください。