コラム
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2025.03.05
Illustratorで便利な「座布団」!アピアランスで効率よく配置する方法

Illustratorでデザインをするとき、テキストの背面に四角や丸の図形を敷いて、可読性を高めたりデザインにメリハリをつけたりすることがありますよね。この背面の図形は通称「座布団」と呼ばれます。
でも、こんな経験はありませんか?
- 文字を修正したら座布団がズレた…
- オブジェクトを動かすたびに調整が必要…
- 印刷後にズレに気づいてショック…

実は、Illustratorの「アピアランス機能」を使えば、こうした手間やミスを防ぐことができます!今回は、テキストを変更しても自動で調整される「座布団」の作り方をご紹介します。
アピアランスで座布団を作る方法
①テキストを選択してアピアランスパネルを開く
まずは、座布団をつけたいテキストを選択し、「ウィンドウ」→「アピアランス」でアピアランスパネルを表示します。

②「新規塗り」を追加して最背面に移動
アピアランスパネルのメニューから「新規塗りを追加」を選択。
この塗りをパネル内の一番下に移動させ、テキストの背面に配置されるようにします。

③背景の形を「長方形」に変換
追加した「塗り」を選択した状態で、「fx」→「形状に変換」→「長方形」 を適用します。
「形状オプション」パネルで、座布団のサイズ(幅や高さ)を調整しましょう。


④テキストのズレを修正
この時点で座布団は配置されますが、テキストが少し上にズレることがあります。
これを解決するには、もう一度「塗り」を選択し、「fx」→「パス」→「パスのアウトライン」 を適用します。


⑤レイヤーの順番を調整
アピアランスパネル内で、「オブジェクトのアウトライン」を「長方形」より上に移動します。
これでズレのないキレイな座布団が完成!

完成!テキストを編集してもズレない座布団の出来上がり!
この方法なら、テキストを変更しても自動で座布団が調整されるので、背景を修正する手間がありません。もっと効率的に作業したい方はぜひ試してみてくださいね!
