コラム
数字とリアルが鍵! 応募を呼び込む採用ページの作り方

はじめまして。8月に入社したマーケティング担当のSです。
前職では採用サイト専門のWEBディレクターをしておりました。その経験を踏まえ、私からは採用に関する知識や実例を中心に、皆さんに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。
はじめに
早速ではありますが、現在皆さんの採用活動は順調でしょうか?
「求めるターゲットからの応募がなかなか来ない」「せっかく入社しても短期間で離職してしまう」そんな悩みを抱えてはいませんか?
実はその原因、求人票や条件面だけでなく「採用ページの中身」に隠れているかもしれません。
会社として「ぜひ知ってほしい!」と強調する情報と、求職者が「本当に知りたい」と思っている情報。この二つが必ずしも一致していないケースはよくあります。例えば、企業が「理念」や「事業の強み」を前面に出しても、求職者は「実際の働き方」や「社内の雰囲気」といった身近な情報を欲しているかもしれません。逆に、福利厚生を詳しく紹介しても、それだけでは応募の決め手にならない場合もあります。
つまり、会社目線の“伝えたい情報”と、求職者目線の“知りたい情報”とのギャップを埋めることこそが、採用ページをつくる上での重要なポイントなのです。
今回は、私がこれまで採用ページ制作に関わってきた中で、特に求職者から反応が良かったコンテンツを3つ紹介します。すぐに取り入れやすく、効果も期待できるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
1. 数字で見る○○
データは嘘をつかない!数字でズバッと伝える会社の魅力

多くの求職者は、短時間で複数の企業を比較検討しています。そのため、テキスト中心の説明だけでは読み飛ばされてしまう可能性が高いのが現実です。そこで有効なのが「数字で見る〇〇」といったコンテンツ。定量的な情報を、グラフやイラストとあわせて視覚的に表現することで、直感的に理解してもらえるのが大きな魅力です。
数字はごまかしのきかないデータだからこそ、求職者に「信頼感」を与える効果があります。たとえば「平均残業時間」「男女比」「育休取得率」などは応募検討段階で非常に関心の高い項目です。また、最近では「社内イベント開催数」「Slackでのスタンプ使用数」「社員の趣味ランキング」といったユニークな数字を活用する企業も増えてきました。
2. クロストーク・座談会
社員のリアルが丸見え!雑談から伝わる会社の空気感

社員インタビューは採用サイトでよく見られる定番コンテンツですが、それだけでは“一人の声”にとどまりがちです。そこでおすすめなのが「クロストーク」や「座談会」の形式。複数人が会話することで、リアルな空気感や人間関係が伝わりやすくなり、求職者にとって「ここで働く自分」をイメージしやすくなるのがポイントです。
例えば、入社1年目の社員と中堅社員が「直近3ヶ月での新たな挑戦」をテーマに語ると、新人は基礎を身につける過程でのリアルな悩みや学びを、中堅社員はそれを踏まえた応用や成果につなげる工夫を伝えることができます。求職者にとっては「入社後すぐの自分の姿」と「数年後に成長した自分の姿」を同時にイメージできるため、キャリアの具体的な道筋を描きやすくなるのです。
また、座談会のテーマを「印象に残ったプロジェクト」や「働く上で大切にしていること」に設定すれば、会社として伝えたいメッセージを自然に盛り込むことも可能です。
注意したいのは、ただ雑談させるのではなく、あらかじめ話の方向性を定めて進行すること。自由すぎると内容が散漫になってしまいますが、適度にテーマを絞れば、リアルさとメッセージ性を両立できるコンテンツになります。
3. 採用担当者紹介
面接官は怖くない!“人となり”を伝えて応募者を安心させよう

求職者にとって、面接や選考はどうしても緊張するものです。その不安を和らげるために効果的なのが「採用担当者の紹介コンテンツ」です。実際に会う前から“人となり”を知ってもらうことで、応募者は安心感や親近感を持ちやすくなります。
自己紹介文に加え、顔写真や似顔絵イラスト、簡単な経歴や入社エピソードを掲載すると、応募者は「この人が面接してくれるんだ」とイメージでき、心理的ハードルがぐっと下がります。例えば「学生時代に○○をしていた」「休日は××が趣味」といったパーソナルな情報を少し加えるだけでも効果的です。
また、採用担当者が「応募者にどんな思いで接しているのか」をひと言添えると、ページ全体の温度感が一気に高まります。例えば「面接は一方的にジャッジする場ではなく、お互いを理解する場だと思っています」といった言葉があれば、求職者にとって安心材料となるでしょう。
おわりに
今回紹介した3つのコンテンツは、すぐにでも採用ページに取り入れられるアイデアです。
「数字で伝える」「会話で見せる」「人で安心させる」。この3つを取り入れるだけで、採用ページは格段に“求職者目線”に進化します。
どれか一つでもいいので、ぜひ採用ページの中に取り入れてみてください。
あなたの会社の魅力が、もっと多くの求職者に届きますように。
尚、弊社でもサイトリニューアルのご相談を随時承っております。
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