コラム
画像の確認に便利!”コンタクトシート”

年末が近づき、「そろそろ画像フォルダも整理しないと…」と思い始める方も多いのではないでしょうか。 撮影案件が重なった時や、社内外で画像を共有する機会が多かった場合、「どの写真がどこにあるのか分からない」「一度見たはずなのに、また探している」という状況になりがちです。
そんな画像整理や確認作業で活躍するのが「コンタクトシート」 です。
コンタクトシートとは?
コンタクトシートとは、複数の写真を一定のサイズ・レイアウトで一覧表示したシートのことです。
もともとは、現像したフィルムを印画紙に密着させて焼き付け、撮影内容をまとめて確認するためのものとして使われていました。その考え方が、デジタル写真にも受け継がれています。

■ 写真ごとに
- サムネイル
- 写真
などを並べて確認できます。
「画像を開く前に、一度全体を眺める」それだけで、作業の進み方や判断のしやすさは大きく変わります。
■ よくある用途
- 写真撮影後のセレクト用一覧
- クライアントへの提案・確認資料
- 社内共有用のビジュアルガイド
コンタクトシートが便利な理由
比較・選別が圧倒的にしやすい

大量の画像を1枚ずつ開いて確認するのは、正直かなり大変。
■ コンタクトシートなら
- 色味
- 構図
- 表情や雰囲気
を一覧で見比べながら、効率よくベストショットを選べます!
クライアントへの確認がスムーズ・選別が圧倒的にしやすい
コンタクトシートをPDFで渡せば、「この中の3番と5番がいいです!」と視覚的に選んでもらえるので、 やりとりが一気にスピードアップします。
「自分が見るため」だけでなく「誰かと共有するための一覧」として使われることも多いです。
写真の整理・アーカイブにも使える
後から写真を探しやすくするために、年代別・案件別・テーマ別にコンタクトシートを作っておくのもおすすめ!フォルダーの中に何が入っているかも一目で分かります!
- 1イベント=1シート
- 業務記録やバックアップ用途
としても活用できます。
Photoshopで簡単に作成!
■ Photoshopでは、以下の手順で簡単に作れます。
「設定が難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的な操作は数クリックで完了します。
[ファイル]→[自動処理]→[コンタクトシート II]→PDFやJPEGで保存するだけ!

設定できる項目も豊富で、
- 元画像フォルダの指定
- 行×列の枚数
- ファイル名表示のON/OFF
- フォントサイズや配置
など、用途に合わせて細かく調整できます。

まとめ
コンタクトシートは”作業効率を高める・コミュニケーションをスムーズにする”という、
実務に直結する可視化ツールです。単なる一覧画像に見えて、実は「判断・共有・記録」を同時に助けてくれるのがコンタクトシートの大きな魅力です。
年末の画像整理や写真選定の最初の一歩として、ぜひ活用してみてください。