コラム
コーディングを手伝ってくれるAIたち ~ 結局どれを使えばいいの?~

ここ数年で、コーディングの現場は大きく変わりました。
生成AIの登場により、「調べる・書く・直す」といった作業を、AIが隣で手伝ってくれるのが当たり前になりつつあります。
とはいえ、
「種類が多くて違いがよく分からない」
「結局どれを使えばいいの?」
という声もよく聞きます。
この記事では、社内でも名前が挙がりやすい代表的なAIツールについて、それぞれの特徴と向いている使いどころをコンパクトに整理します。
代表的なAIツールの特徴
ChatGPT(OpenAI)
特徴:説明が分かりやすく、相談しやすい万能型
ChatGPTは、コードを書くこと自体だけでなく、
「このコードは何をしているのか」
「なぜエラーになるのか」
といった理解・整理の部分が特に得意です。
- 既存コードの解説やリファクタ提案
- 仕様を日本語で伝えてコード化
- WordPressやフレームワーク特有の相談
などに強く、
「説明が上手いペアプログラマー」のような立ち位置で使えます。
◆実際に使っていると…
WordPressのメジャーなプラグインの相談もいけますし、
「こういう機能を実装したいけどできる?」
と相談するだけで、複数案提案してくれたりして助かります。
メリット・デメリットも踏まえて答えてくれるのでありがたいですね。
Gemini(Google)
特徴:情報量が多く、調査フェーズに強い
Geminiは、公式ドキュメント寄りの回答や最新情報の整理が得意で、
技術選定や仕様確認などの調査用途で力を発揮します。
- 新しいライブラリ・技術の概要把握
- フロントエンドやAPI周りの情報整理
- GoogleドキュメントやDriveとの連携
「実装前に方向性を確認する相棒」として使うと効果的です。
◆実際に使っていると…
Canvasの機能、手軽に使えるコード/プレビュー機能がとっても便利。
希望する機能をざっくり伝えるだけで実際の仕上がりを確認できますし、
そこから更に指示をして作り込んでいけるのもいいですね。
ChatGPTにもCanvas機能ありますが、見た目や操作感などのUIはGeminiの方が優秀かも。
GitHub Copilot(VS Code)
特徴:エディタに溶け込む実装特化型AI
Copilotは、VS Code上でリアルタイムにコード補完をしてくれるAIです。
数文字打つだけで、次に書きたい処理を先回りして提案してくれます。
- 定型的な処理(CRUD、バリデーションなど)
- 同じ構造のコードが続く場面
- とにかく手を止めずに書きたいとき
日々の作業スピードを底上げしてくれる、
「実装の時短ツール」として非常に優秀です。
◆実際に使っていると…
VS Codeとの連携、初めて使った時は驚きました。一番AIの進化を感じたかもしれません。
モードの切替で、Ask(質問)、Edit(コードの編集)、Agent(最適な作業実行)など用途を選べるのもグッド。
AIモデルの切り替えや追加など、カスタマイズ性も幅広いです。
その他の注目ツール
- Cursor
AI前提で設計されたエディタ。
プロジェクト全体を理解した修正や、多ファイルにまたがる提案が得意。 - Claude
コードの正確さ・読みやすさ・保守性を重視。
複雑なロジックやリファクタリングに強い。
ざっくり比較まとめ
| ツール | 向いている人 | 強み |
|---|---|---|
| ChatGPT | 初心者〜全般 | 丁寧な解説、対話力 |
| Gemini | 調査・設計重視 | 情報量、最新動向 |
| Copilot | 現役エンジニア | 実装速度、IDE連携 |
| Cursor | 効率重視派 | プロジェクト全体理解 |
まとめ
AIは「考えなくてよくなる魔法のツール」ではありませんが、
考える時間を減らし、手を動かす時間を増やしてくれる存在です。
大切なのは、
「どれが一番すごいか」ではなく、
「今の作業にどのAIを使うか」。
- 調査・方向性確認 → Gemini
- 相談・設計・理解 → ChatGPT
- 実装スピード重視 → Copilot
といったように、使い分けることで効果を最大化できます。
まずは、今日のちょっとしたデバッグや修正から、
どれか一つ相談してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。