コラム
Webマーケティングのきほんの施策
こんにちは。制作のkです。
部署移動し、ウェブ広告やレポートに携わるようになって一年と少し経ちました。
現代のWEB業界においてはSNSやAIサービスなど日々新しいサービスが生み出されており、
WEBの広告手法って色々あるな〜というのを感じています。
今はチラシなどの紙媒体の広告がメインだけど、WEBでのマーケティングにも力を入れていきたい…
けど、どういったことができるのかさっぱりわからない…簡潔にどんなことができるのか知りたい…といった
企業の方も多いのではないでしょうか。
そんな悩める方へ、本投稿ではウェブマーケティングの基本的な施策をご紹介いたします!
そもそもウェブマーケティングって?
WebマーケティングとはユーザーをWebサイトに集客し、商品やサービスの購入につなげるためのマーケティング活動です。デジタルマーケティングの一部であり、Webサイトに特化したマーケティング活動のことを指します。
具体的にはウェブ広告の実施、SEOやMEO対策、オウンドメディア(自社の公式ホームページやブログ、SNSの公式アカウントなど)の運営、メルマガなどのメールマーケティング等の活動が挙げられます。
現代では様々な情報の収集がインターネットで行われるようになり、BtoBにおいてもBtoCでも、製品購入やサービス契約等の検討においては「まずネットで検索」が基本的な消費活動の第一歩となっています。
そのため、情報を求めて検索をかけたユーザーの受け皿としてECサイトやコーポレートサイトなどのWeb活用が企業にとって必要不可欠となっています。
またSNSの普及により、継続的な投稿による製品の認知や普及や、いわゆる「バズる(投稿が爆発的に拡散、閲覧されること)」ことを目標とし、インスタグラム、 Xなどで投稿の作成に勤しむ広報担当の方も日々多く散見されます。
▶︎どんな施策があるの?
ウェブマーケティングを行う場合、まずは自社の商品やサービスについて認知してもらうため、自社サイトやランディングページへのユーザー流入が必要となります。こんな商品・サービスがあるんだ!とまず知ってもらったうえで、その後購入や契約、あるいはファンとなってもらうことを目標とし、ウェブマーケティング施策を活用していきます。
施策には様々な手法がありますが、ここでは基本的なものについてご紹介いたします!
Webサイト運営
Webマーケティングにおいて最も基本的な手法は、自社のWebサイトを制作・運営することです。
Webサイトを運営する一般的な目的は、何らかのコンバージョン(成果)を得ることであり、ECサイトであれば商品の販売を、ブランドサイトであればブランドの認知などを図ります。
具体的には、サーバーの管理をはじめ「掲載するコンテンツの追加・更新」「Webサイトの分析・改善」「問い合わせへの対応」などの業務を行います。自社サイトを管理しながら、ユーザーの需要を満たすコンテンツを提供することが必要不可欠となっています。
SEO対策
SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索エンジンにより上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化することです。Webマーケティングにおける集客手法の中では定番と言えるでしょう。
検索サイトで上位に表示されれば、それだけ自社のWebサイトがユーザーの目に留まりやすくなり、アクセス数も期待できます。
自社サイトにSEO対策を施して、まずはアクセス数アップを目指します。ただ、アクセス数を増やすことが最終目的ではなく、ゴールはコンバージョン(購入、お問い合わせ、資料請求など)や商談を増やすことなので、それを踏まえてSEO施策を行うことが大切です。
MEO対策
MEO対策は、主にGoogleマップなどのマップ検索で自社のビジネス情報の順位を上げるなどして自社(店舗)の存在をアピールし、来店につなげる施策です。
例えば、Googleマップアプリで「福島市 デザイン会社」と検索した時に検索結果の上の方へ自社サービスが表示されることを目指す施策になります。
具体的には、検索結果に表示される自社のプロフィールを編集し、投稿や口コミなどを管理できるGoogleビジネスプロフィールの管理・運用することが主な対策となります。
またマップアプリに限らず、施策の内容にもよりますが、マップ検索の結果は、SEOで扱う通常のウェブ検索の検索結果でも上部に表示されることが多く、地域性の高い検索においてはSEOよりも大きなアドバンテージがあります。
例えばヘアサロンやクリニックなど、店舗への来店を目標とするサービスの場合、顧客は「とりあえずGoogleマップで検索」といった行動をとるケースが多く、MEO対策は非常に重要と言えます。
Web広告配信
Webマーケティングにおいて、集客の役割を担うのが広告です。以下では主な広告手法を紹介します。
- リスティング広告
先述した集客施策であるSEOの「即効性に欠ける」という点を補うため、SEOと並行してリスティング広告を併用することをおすすめです。
リスティング広告とは検索連動型広告のことで、ユーザーが検索したキーワードや閲覧しているWebページに連動した広告が検索結果へ表示される広告です。基本的には自社サービスに関連するキーワードで検索をしたユーザーへ表示される広告なので、ユーザーのニーズ・興味に合わせた広告文を選定することで広告効果が期待できます。
SEOの効果が出るまでの期間、短期的に一定数のアクセスを集めるために最小限でリスティング広告を活用すると良いでしょう。
また、ディスプレイ型広告との併用で認知と刈り取りの相乗効果が期待できるメディアでもあります。
- ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告のことです。バナーで表示さ れることが多いため、バナー広告とも呼ばれます。
ディスプレイ広告は、広告の掲載枠があるWEBサイトの内容(コンテンツ)に応じて表示されるため、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。WEBサイトや動画サイトに、テキスト、画像、動画、またはテキスト+画像の形式で掲載することができます。
検索結果の上位にテキストで表示され、購入意欲の高いユーザーに的を絞ってアプローチするリスティング広告に対し、ディスプレイ広告は、まだ製品やサービスを認知していない潜在ユーザーに広くアプローチができるという点に優れています。
国内のディスプレイ広告の2つの大きなネットワークとしては、GDN(Googleディスプレイネットワーク)と、YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)があります。
メールマーケティング
メールマーケティングとは文字通り、メールを用いたマーケティング手法です。以下のような種類があります。
●メールマガジン:興味がある商品・サービスや趣味・思考は分からないが購読を希望しているユーザーに向けてメールを一斉送信する。
●ステップメール:ユーザーの検討の度合いやアクションに応じて、あらかじめ準備しておいたストーリー性のある複数のメールを、設定したスケジュールに沿って自動的に送信する。
●パーソナライズドメール:メルマガとは違い、ユーザーの行動履歴などに応じて最適なタイミング・内容でメールを送信する。
メールマガジンの本質は、最終的なゴール(購入などのコンバージョン)から逆算して、お客様にどんな情報を与えれば行動してくれるか?を戦略的に考えて配信していくことにあります。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、XやFacebook、InstagramなどのSNSを活用して、販促や集客の仕組みを構築するマーケティング手法を指します。ユーザー同士のつながりと拡散力を利用して情報配信を行うのが特徴です。
公式アカウントによる投稿で運用する他にも、各SNSのプラットフォーム上での広告配信や、インフルエンサーの起用、SNSキャンペーンの実施など、様々な手法があります。
主要なSNSとしては、Facebook(フェイスブック)、X(エックス)、Instagram(インスタグラム)、LINE(ライン)などがありますが、それぞれ、ユーザー層の傾向やSNS機能の特徴が異なり、自社の商品・サービスとマッチするSNSを選ぶことが大切です。
また、SNSにおいては炎上対策も重要です。運用のガイドラインを定めたり、炎上した際の対応のフローを決めておくなど、担当者のひとりよがりとならないSNS運用が重要です。
まとめ
上記、ウェブマーケティング手法の一端をご紹介いたしました。
ウェブに限らずですが、マーケティングにおいて重要なのは何か一つの施策を講じれば良いのではなく、複数のマーケティング活動を組み合わせて相乗効果を生み出した先に顧客の獲得があると言う事です。
ウェブマーケティングといったら、何だか華やか、色んな人にすぐ見てもらえてすぐに効果が出る、といった印象を持っている方も多いと感じていますが、SNSで爆発的に投稿が伸びたりしなければ、その限りではありません。
個人的には、自社サイトという畑を用意し、ウェブ広告で地面を耕しタネを蒔き、ブログやSNSで水や肥料をやった末に効果が花開く…といった地道さを感じていますが、道のりは地道であっても、そもそも畑があるとないでは絶対にあった方が良いと思っています。
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