コラム
競合の広告出稿状況を調べる方法まとめ
Webマーケティングチームのアソウです。
「競合他社のWeb広告出稿状況や広告費を知りたい!」という問い合わせをお客様からよくいただきます。
競合がどのような広告展開を実施していて、どのような訴求を特に強化しているかなど、競合の状況を把握することは広告戦略を練る上で非常に重要な情報です。
今回は競合の情報を調べる方法をいくつかまとめていきます。
競合がどの媒体に広告を出稿しているか調べる
「Ghostery」というGoogle Chromeのアドオンを使って競合サイトのタグの設置状況をチェックすることがあります。
Ghosteryはプライバシーを保護するためのツール。
サイトを訪問した時に表示される広告のブロックや、トラッキングを防ぐなどの機能があります。
トラッキングを防げるということは、どのようなツールが情報を取得しようとしているか見える化できるということですね。
試しに使ってみると、このような形で使っている媒体や解析ツールの一覧が出てきます。
左側の「信頼できるサイト」というのをONにしないと、ページがうまく読み込めなかったりする場合もあるのでご注意ください。
Ghosteryを活用することでおおよそどのような媒体で広告を配信しているのかなど推測することができます。
リスティング広告のキーワードのオークション状況を調べる
Google 広告のオークション分析
Googleリスティング広告やショッピング広告に関しては、広告の掲載結果を決めているオークションの状況を調べることができます。
オークション状況を調べることで、どのような競合と一緒に掲載されることが多いのか、自社の広告はどのポジションにあるのか大まかに把握することが可能です。
各用語の定義に関しては「Google広告のヘルプ」から下記に引用していますので、気になる方はチェックしてみてください。
インプレッションシェア
インプレッション シェアは、実際の表示回数を、表示される可能性があった回数の推定値で割った割合です。表示される可能性があったかどうかは、現在の広告のターゲット設定、承認状況、品質スコアによって判定されます。
例えばインプレッションシェアが70%の場合、表示機会が1000回あった中で、700回ほどは広告を表示できているということを意味します。
★この割合が高いほど、競合と比べて狙ったキーワードで広告を表示できていると考えられます。
広告の重複率
広告の重複率は、お客様と他の広告主様が同時にインプレッションを獲得した割合を表します。
たとえば、オークション分析レポートで他の広告主様の重複率が「60%」と表示されている場合、お客様の広告が獲得した全インプレッションの 60%(お客様の広告が 10 回表示されたうちの 6 回)で、その広告主様の広告も同時に表示されています。
★自分と比較した割合になるので、自分の数値は出ません。
重複率が高い競合の広告文や訴求内容などは特によくチェックするようにしていくと良いかと思います。
上位掲載率
上位掲載率は、お客様以外にもインプレッションを獲得した広告主様がいたオークションで、他の広告主様の広告がお客様のものより上位に掲載された割合を表します。
★自分と比較した割合になるので、自分の数値は出ません。
競合サイトの上位掲載率が50%以上になっている場合は、広告文やキーワードなどを見直して、上位表示率を高めていく必要があります。
ページ上部表示率
ページ上部表示率は、お客様の広告(表示している行によっては他の広告主様の広告)がページの上部(オーガニック検索結果の上)に掲載された割合です。
たとえば、100 回のインプレッションのうち 20 回がオーガニック検索結果上部のいずれかの場所に表示された場合、広告のページ上部表示率は 20% になります。
★「ページ上部」というのは自然検索の結果よりも上位に表示される広告枠のことを指します。掲載順位という指標が廃止になってしまったので、掲載順位を推測する貴重な指標になります。
ページ最上部表示率
「ページ最上部表示率」は、お客様の広告(表示している行によっては他の広告主様の広告)が検索結果ページの最上部(オーガニック検索結果の上部の 1 番目)に掲載された割合です。
たとえば、100 回の表示回数のうちオーガニック検索結果の上部 1 番目の表示回が 10 回の場合、広告のページ最上部表示率は 10% になります。
★「ページ最上部」というのは掲載順位が1位で表示された割合になります。ページ上部表示率と併せてチェックすると良いかと思います。
優位表示シェア
自社の広告が他の企業の広告よりも上位に掲載されている状態、もしくは自社の広告のみが表示されている状態を指します。
★自分と比較した割合になるので、自分の数値は出ません。
この数値の変動を観測することで、他社にどれだけ上位表示を奪われているか確認することができます。大幅に変動している場合は動向をチェックしながら要因を推測していくと良いかと思います。
競合のリスティング広告をチェックする
おおまかにオークションで競合となっている企業を把握したら、次は実際にどのような広告文で出稿しているのかを検索して調べます。
訴求内容を把握することで取るべきポジションを確認し、打ち出し方を再度検討します。
「広告プレビューと診断」というツールでも調べることができますが、Google Chromeのシークレットモードなどを開いてパーソナライズドがかからない検索結果画面を実際に確認する方法でも良いかと思います。
競合サイトのトラフィックを調査する
Similar Web(一部無料)
「Similar Web」は競合サイトのURLを入力するとトラフィック、ユーザーの流入経路、流入キーワードなどがわかる分析ツールです。
無料版でも使うことができるのですが、あくまで得られる数値は参考値となり正確性は高くありません。おおよその数値を把握するのには役立ちます。
またあまりにもトラフィックの母数が少ないサイトの場合はデータが表示されないことが多いです。
Keywordmap(有料)
より強力なツールとしては「Keywordmap」という有料ツールがあります。
競合分析から広告調査、コンテンツ作成、検索流入最適化などに特化した50を越える機能を備える高機能なツールです。
リスティング広告の想定キーワードや、配信している広告クリエイティブの確認ができるため、より詳細な分析が可能になります。
まとめ
競合の広告出稿状況などを調査する方法をご紹介してきました。
正直なところ、いきなり有料のツールを導入する必要があるケースはほとんどありません。
まずはGoogle広告のオークション分析と、実際のリスティング広告文を調べて自分たちのポジションをしっかりと把握し、その上で「どのような訴求が最もターゲットに響くのか」仮説を立てながら、1つずつ地道に検証を続けていくことが最も重要です。
競合他社の分析やWeb広告の運用改善など、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。
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