株式会社プランニングA

コラム

column
2023.06.05

【行動をおこす条件】モチベーションって?

最近個人的に「モチベーション」というキーワードを耳にする機会が多く、考えさせられたのでまとめてみました。

モチベーションとは、マーケティングでも、私生活でも欠かせない重要な「原動力」で、
ビジネスでは「動機づけ」といわれますが、簡単にいうと何かに向けて「動く」「やる」ためのエンジンのようなイメージ。

仕事上の目標、
学生が学業に対して思う学習意欲、
消費者が商品に対して思う購買意欲、
生きることそのもの、
恋愛、

など、原動力が向く先は様々です。

日常では、高いモチベーションを持ち続けるのはなかなか難しいといわれており、
目標が高すぎても挫折してしまったり、低すぎてもその後のやる気につながらなかったり、
「何かを始めるときに目標を立てるものの、達成できずに終わってしまった」
「長期的な目標を立てたが、続かない」なんてことも多いのはないでしょうか?

物事を実行するには、まずは十分な強い動機が必要。「動機」がなければ、人はやる気にならないそうです。
これは、消費者行動にも言えます。

消費者行動に必要な「B=MAT」

消費者行動モデルは「B=MAT」という公式で表されたりします。

ユーザーが行動をおこす条件

B:行動(Behavior) → ダイエットする

M:動機(Motivation) → 最近5kgも太ってしまってやばい
A:実行能力(Ability) → スポーツジムに入会している
T:きっかけ(Trigger) → 好きな人に好かれたい

このように、

行動(行いたい理由)
実行能力(実行する条件)
きっかけ(思い起こす瞬間)

この3つが揃っていれば、ユーザーは行動を行います。

逆に、ユーザーが行動をしてくれない時には、このいずれかが揃っていないのではないかを疑いましょう。

例えば、LINEの友だちへ登録社数を増やして集客につなげたい場合、登録してもらうために、3つの要素をどのように満たすべきか考える必要があるかもしれません。

【例】LINEの友だちへ登録者数を増やすためには!?

高いモチベーション

LINEの友だちへ登録してもらうためには、ただリンクバナーを設置するだけでは不十分ですよね。

登録したいと思うような特典を用意するべきですし、「ポイント付与」や「クーポンの配信」など、登録に対する消費者のモチベーションを向上させる工夫をすることでメールマガジンに登録してもらいやすくなります。

低い行動障壁

所要時間や費用が行動の障壁になることも。

登録方法が煩わしかったり、たくさん通知が来てうっとうしいのではないか?という消費者の懸念点を解消すると消費者が行動しやすい状況となります。

行動を促すきっかけ

登録ボタンを設置したとしても、分かりにくい箇所にあっては行動に繋がらりません。分かりやすい箇所に設置したり、登録の告知を行う等の「きっかけ」を提供することが必要です。

サイトの設計では「なぜユーザーがその行動を行うのか?」などの動機を考えます。

ユーザが持っている動機(モチベーション)の高低によって、どんなUXにするかは大きく変わりますし、
逆に、良いUXはモチベーションの向上につながりやすく、悪いUXはモチベーションを低下させてしまうことも。

「自分に充分なメリットがある」と感じてもらえれば、モチベーションを持ってある程度のハードルでもを越えてくれますが、メリットと感じられなければ、どんなにハードルを下げてもモチベーションが低下し行動をしてくれません。

モチベーションを高める施策や、使いやすさ・分かりやすさを兼ね備えた、消費者が行動に移しやすい工夫を行うことが重要になります

ゴールへの前進を感じるとモチベーションが高まり意欲が増す!?

もう一つの重要な方法では、進捗が与えられると目標に到達したくなるという心理事象を利用するというものです。

ポイントカードがいい例で、「ポイントためて割引」という目標を達成するために、購入を継続するモチベーションを維持させリピーターになる、という効果があります。

これはマーケティングだけでなく、日常生活にもいえることですよね。

行動を起こす際には躊躇しがちですが、まずはどんなに小さくても始めてみつことが大切かもしれません。

「目標やゴールに近づいている」という実感を得られれば、モチベーションが高まるでしょう!

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