株式会社プランニングA

コラム

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2024.10.16

デザインよもやま話「フリーグラデーション」

ここ数年よく見かけるというか、既に定番となりつつある複雑で滑らかなグラデーションを使ったデザイン。

これは、2019年、Illustratorのグラデーション機能に「フリーグラデーション」が追加されたことをきっかけに流行った表現のようです。

2025年の現在では特に目新しい表現ではありませんが、微妙な色合いが混ざり合うグラデーションは、ロゴや画像にニュアンスやアクセント、フラットな背景には奥行きと空気感をもたらしてくれるので使い勝手が良く重宝します。

さて、この「フリーグラデーション」の設定の仕方はご存知ですか?恥ずかしながら私は、素材サイトにあがっているグラデーションをそのまま利用していたので、このブログを書くまで「フリーグラデーション」の作り方を把握していませんでした…

そんな人はまれかもしれませんが、そんなまれな人に向けて「フリーグラデーション」の設定の仕方をご紹介します。

1:グラデーションウインドウを開き、グラデーションをかけたいオブジェクトを選択した状態で、「フリー」をクリックする

2:ポイントまたはラインを選択して、色を変更

3:思い通りのグラデーションができたら完成

カラー分岐点を中心とした円形状にグラデーションが作成される

その円形領域はスプレットと呼ばれ、範囲の設定ができる

操作方法

●ポイントの追加は任意の場所をクリック

●位置を変更する時はドラッグして目的の位置に移動

●削除する時は、ポイントをオブジェクトの領域外にドラックするか、パネルの「削除」をクリックするか、ポイントを選択した状態でDelete キーを押す

曲線または直線のラインに沿ってグラデーションが作成される(カラー分岐点をアンカーにした線がひかれる)

操作方法

●任意の場所をクリックして、最初のカラー分岐点を作成する(線の始点)、次のカラー分岐点をクリックすると、2点を結ぶ線が作成される。カラー分岐点をさらに作成する(3点目)と直線が曲線に変わる

●optionキーを押しながらクリックすると直線に出来る

●位置の変更や削除はポイントモードを参照


詳細は、Adobeのサイトをご覧ください。


気づかないうちにどんどん追加されているIllustratorの機能。便利な上、デザインセンスの向上にもつながるのでありがたい限りです!Illustratorを毎日使っているとはいえ、使い慣れた機能だけで作業をこなしてしまいがちですが、新機能をどんどん身につけ、洗練されたデザインをお届けできるよう精進します!

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