株式会社プランニングA

コラム

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2024.12.11

これを押さえれば完璧!褒められる商品撮影テクニック

「仕事で使う商品写真を自分でもでもキレイに撮影したい!」
そんなことを思った人はいませんか?

ホームページをはじめECサイトやパンフレット、SNSなど、社員や個人が自ら撮影した商品写真をそのまま使用する機会も多いかと思います。

今回はそんな時に使える撮影テクニックを基本からまとめてみましたので、ぜひ一つでも気になるものがあれば実践してみてください!

商品写真の種類について

商品撮影は、写真の使用目的に合わせて撮影アプローチが異なります。

写真の使用目的は、主に「イメージ写真」「製品写真」「使用イメージ」の3つに分けることができます。

①イメージ写真

イメージ写真は、写真を見た人に「商品の雰囲気」を伝える写真です。


②製品写真

製品写真は、「商品の情報を正確に」伝える写真です。

③使用イメージ写真

使用イメージ写真は、写真を見た人に「商品を使った時を想像させる」写真のことです。

商品イメージを分析して撮影方法を考える

撮影する時は「なんとなくのイメージ」で撮影するのではなく、撮影前にしっかりと撮影方法を考える必要があります。商品の特徴や性能、デザインなどから、どのポイントを見せればより魅力的に撮影できるかを考えていきます。

撮影方法で考えるポイント

・撮影はアップで撮るか、それとも引いて全体的に撮るか

・写真内のどこに配置するか

・明るく撮影するか、暗く撮影するか

・添える小物はどうするか

商品を見てもらいたいターゲット層やブランドイメージ、商品の販売価格などを参考に考えると良いでしょう。

撮影時のスタイリングテクニック

ちょっとした一工夫で、商品をより魅力的に見せることが可能です。スタイリングはセンスと思われがちですが、撮影と同じで技術の要素が強く、ある程度はパターン化されています。商品の価格、季節感、カジュアル・ナチュラルなどといったイメージを考えながら、キレイに見えるスタイリングを考えていきましょう。

①光で季節や時間を演出する

光は向きだけでなく、色や強さで時間や季節を表現することができます。
強めの光は、初夏らしい雰囲気を出すのにぴったりです。

②色のイメージで演出する

色はそれぞれのイメージを持っています。
ピンク色の色紙を使えば、温かな春のイメージを作ることが可能です。

③味を想像させるスタイリング

食べ物を撮影する際に、背景に素材を配置することで、味を想像させることもできます。

平面構成・立体構成で商品を配置する

商品撮影では、商品を平面的に配置するか、立体的に配置するかによって、見え方や与える印象が変わってきます。

平面構成

平面構成とは、平面的に見えるように構成することです。真俯瞰や真横からのアングルで奥行きを感じさせないように撮影するのがポイントです。規則正しく並べたり、リズム感を意識するように並べると良いです。

(平面構成のイメージ) かわいらしい落ち着いている、幾何学的 など

立体構成

立体構成とは、立体的に見えるように構成することです。商品の側面が見えるように斜俯瞰(斜め上)からのアングルで、手前から奥に商品を配置して、奥行きや高さを強調するように撮影します。

(立体構成のイメージ) かっこいい、立体的、動きがある など

基本の構図について

基本は3分割構図

写真の構図法の中でもっとも使いやすく、とりあえずこれだけ覚えておけば便利というものが「3分割構図」です。縦横それぞれ3分の1ずつに区切り、分割線上や交点に商品や商品のメイン部分を配置すると、適度な余白が自然に作られ、バランスもよくまとまります。平面構成でも立体構成でも使いやすく、画面内にたくさんの要素をまとめる時でも非常に便利な構図です。

効果的な構図の利用方法

構図は、基本的に画面全体のまとまり(落ち着き)を与えるものですが、「どの部分を注目させたいか」を明確にする効果もあります。基本的には3分割構図を覚えておけば問題ないですが、他にも商品撮影において便利な構図があるのでぜひ試してみてください!

対角線構図

商品を対角線上に配置する構図です。2つの商品を対比させたり、主役と脇役の組み合わせで配置するとバランスが良いです。

日の丸構図

画面中央に商品を配置する構図です。主題を強調することができます。

S字構図

S字に商品の形を当てはめたり、配置したりする構図です。複数の商品をS時に配置すると動きが出てまとまりやすくなります。

横写真・縦写真の使い方

横写真と縦写真では、それぞれ与えるイメージが異なります。そのため、使用目的によって使い分けることが必要です。

横写真

画面に広がりを与え、ゆったりとしたイメージを作ることができます。WEBサイトのメインビジュアルや、文字を載せたデザインなどで使いやすいです。

縦写真

高さや奥行きを出すのに効果的で、奥行きを作りやすいため背景をぼかしたい時にもオススメです。また視線を画面中央に誘導しやすいのも特徴です。

商品の特性・特徴を強調する撮影方法

商品を魅力的に見せるには、アピールポイントを徹底的に強調することです。増量商品ならボリューム感を、旬な食べ物ならみずみずしさを演出するといったイメージです。

アピールポイントを強調し簡単に伝えるためには、特徴がわかる部分に寄ってアップで撮ることが有効です。また実際に使用している様子を撮影した「使用イメージ」で商品の魅力を伝えることもできます。

最後に

いかがでしたでしょうか?
高価なカメラや照明機材を準備をしなくても、少しの工夫で魅力的な写真を撮ることは可能です。
ぜひ日頃の商品撮影に取り入れてみてください!

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