コラム
ウェブ解析士の資格を取得しました
私ごとになりますが、先日、ウェブ解析士の資格を取得しました。
資格取得を通して得たスキルを活かして、お客様へより成果のあるウェブサイトをご提供したいと考えています。
そこで今回は、ウェブサイト制作におけるウェブ解析の必要性について解説していきます。
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士協会(WACA)では、ウェブ解析士について
「アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材」と記載されています。
ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、以下の3つの解析を基にユーザーを理解し、事業の成果に貢献します。
■ アクセス解析
■ ウェブマーケティング解析
■ ビジネス解析
では、ウェブ解析とは何でしょうか?よく一括りにされやすいアクセス解析との違いについてご存知ですか?
アクセス解析とウェブ解析の違い
アクセス解析とは?
アクセス解析はアクセス(流入)を解析します。
アクセスとは、どういったユーザーが、どこからどう来て、サイト内でどういった行動を取り、その結果としてコンバージョンしたのかどうかを分析するための手法です。
サイトへのアクセスを通して得られる様々なデータをもとに、解析して以下の特性を知ることが、アクセス解析です。
アクセス解析で分かること
●ユーザー
自社サイトに流入しているユーザー像を知ることができます。年齢、地域、デバイス、新規とリピーターの割合など細かくユーザー像を把握することができます。
●集客
ユーザーがどこから流入してきたかを知ることができます。
●行動
ユーザーがどのページを最初に見たか、どのページから最終的に離脱したか等、ユーザーの行動について知ることができます。
●コンバージョン
設定した目標に対して、ユーザーがどの程度完了してくれたのかを知ることができます。
ウェブ解析とは?
対してウェブ解析とは、あらゆるデータを整理し、目的を実現するための手段を明らかにしていく分析方法です。
電話問い合わせ数や営業担当の成約率など、オフライン含めビジネスの成果につながるマーケティング全般の解析を行います。
多くのマーケティングフレームワーク、ビジネスフレームワークを使い、Webだけにとどまらずお客様の経営課題にまで踏み込んだKPIの設計から、データに基づいた根拠のある提案までを行います。アクセス解析は、ウェブ解析の中の一つでしかありません。
ウェブサイトの分析・改善だけではなく、事業戦略やマーケティング戦略を考え、「デジタル化戦略」に落とし込んでいきます。
「ウェブサイトをどのように使い、事業の成果を拡大するのか?」また「どのように目標を達成するのか?」といった具体的な計画について考え、
まずはユーザーに知ってもらうこと、そして深く理解し好意的な気持ちを持ってもらうこと、さらに忘れられずにコンバージョンまで迷わず行動してもらうための分析や改善を行います。ユーザーの意図をひも解くためにはデータ分析の技術だけではなく、ユーザーへの共感力も必要です。
ウェブ解析の強み
ウェブ解析の強みは「データに基づいている」ということ。
「事実」を分析して次なる打ち手を導き出すため、単純に訪問客を増やすだけでなく、データから課題を発見し具体的な改善行動に結び付けることができ、事業の成果に貢献することができます。
私自身、取得してみて、今まで曖昧な部分もあったデジタルマーケティングについての理解が深まり、
また、根拠となるデータ・情報を知っているかどうかは、制作物のクオリティを左右する様に感じました。
さいごに
ウェブ解析士は取得してからがスタートだと考えています。
お客様と同じ目標を持って伴走していくという気持ちを大切に、ウェブ解析のスキルを生かして、事業の成果を意識したサイトをご提案していきます。
プランニングA 野々下